指輪「剥離」真鍮 鈴木友紀
¥6,380
SOLD OUT
鈴木友紀さんの指輪「剥離」
回すことで少しずつ印象も変えられます。
7~8枚目は指輪「抱く」と重ね付けした写真です。
お買い上げの方には鈴木さん手作りの小箱に入れさせていただきます。(こちらで選ばせていただきます。)
素材 真鍮
………
私は、純粋に「人」という生き物を愛しています。
それは、幼い頃から一生物として惹かれ、
今尚、きっと遠い将来も、魅力的な存在だと射止められ続けているのだろうと思います。
その理由は様々あり、中でも代表的に浮かぶのは
「壮大な可能性」「未知」「情愛」です。
人は、無くすことも、新たに創造することもできる
多大なる可能性を宿した未知の生き物です。
私たちは、今目の前に在ることと共に、
近くにいる家族や友人、知らない人、失った人々も、
愛や絆で結ばれ、更には深めようと信念を持ちます。
人類は文明を築き、絶えず発達、発展しています。
様々な人種、民族が存在し、宗教も無数に生まれました。
地球から見れば、強欲で放漫な生き物に違いありませんが、
私たちはこうしてこの世に生まれ落ち、
この時代へ立つことには変わりないのです。
誰かを思いやる、信じる、願う、見えないものに縋る
これらはまさに人だからこそ為せるもの
そして、それを誰もが強く痛感することとなったのは
この度の新型コロナウイルスの発生、蔓延です。
世界中の多くの人々が、自分の安全と誰かへ思いを馳せています。
恐怖に包まれた世界である一方で、
大切な、何にも代え難いものへ気付くことができる、きっかけも生まれました。
これまでの日常を奪回するべく動く人々の姿、愛の数々を目の当たりにし
やはり人は美しい、と感じられずにはいられません。
鈴木 友紀
………
この言葉を読んで、
改めて鈴木さんの作品は冷たい金属でありながら
「熱」や「感情」を持っている。
ただキラキラ美しいだけじゃなく、泥臭さとか暗さや、不安だったり、そう言ったところも含めた
「人間という生き物の美しさ」がある。
そう思いました。
コロナになって、人との距離を置かなければならなくなったとき、僕が自然と鈴木さんのリングをつけるようになったのは、彼女の作品の中にあるそう言った人間のようなものに救われてたのかもしれません。